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木曜午後も診療
近年、審美歯科が普及していく中、ホワイトニングへの関心が高まっています。ジーシー社が、過去におこなった"国民の歯科意識調査"でも満足していないベスト3は、
1. 歯の色
2.口臭
3.歯列
です。今回は、その一番関心の深い、歯の色を白くするホワイトニングについての最新情報をお教えします。
Ⅰ ホワイトニングの原理
ご自分の歯をもっと白くしたいと思われている方は非常に多いのですが、"ホワイトニングで本当に白くなるの?"とか、"ホワイトニングって痛くないの?"や、"ホワイトニングすると、歯が溶けてボロボロになるのではないか?"と心配される方がたくさんおられます。そこで、ホワイトニングでどのようにして歯を白くしていくのかその原理を簡単に説明します。
ホワイトニングには、歯科医院内で行う"オフィスホワイトニング"と、自宅で行う"ホームホワイトニング"が、あります。通常、オフィスホワイトニングには、20%~35%の過酸化水素製剤、ホームホワイトニングには、10%程度の過酸化尿素製剤を使用します。この過酸化水素、過酸化尿素は、金属イオン、熱、光、また唾液中に含まれるカタラーゼ
(過酸化水素を酸素と水に分解する酵素)などによって、口腔内で水と酸素に分解され、同時にフリーラジカルという活性酸素を発生させます。この分解時に発生するフリーラジカルが有機質である歯の着色物を無色透明に分解します。
このフリーラジカルって難しい言葉ですが、次の基礎知識を理解して下さい。
1. 安定している原子や分子は、"原子核と偶数の電子"からできています。
2. 何らかの刺激によって電子が"奇数"になるとどこかから電子を奪って偶数になろうとする力が働きます。
3. 電子が奪われることを"酸化する"といい、酸化されることは、"体にとって良くないこと"です
4. この一連の動きの中の、何らかの刺激によって電子が"奇数"になってしまい、どこかから電子を奪ってやろうと思っている原子や分子を、"フリーラジカル"といいます。
5. この"フリーラジカル"が近くにあるものの電子を奪う力(酸化させる力)があるのです。活性酸素もこのフリーラジカルのひとつです。
ホワイトニングの場合、漂白に関与するフリーラジカルは、
-OH(ヒドロキシラジカル)とHOO-(ヒドロペルオキシルラジカル)です。
エナメル質内に存在する着色の原因となっている有機質は二重結合を含んだ炭素環状構造です。
-OHと-HOOは不安定な電子をもっていますが、この電子が安定性を得るために着色有機質に含まれる二重結合部分の電子と結びつき二重結合を切断し、薄い色の不飽和構造になります。その結果、親水性の無色素構造になり、明度が上がって歯が白くなっていくのです。
Ⅱ ホワイトニングの種類
A.オフィスホワイトニング:診療室で行うホワイトニングです。約20%~35%の過酸化水素を使い、その日のうちに歯を白くします。だいたいの治療の流れは以下の通りです
1. 施術前にお口の中のクリーニング
2. 歯ぐきを保護し歯に薬剤を塗布します。
3. 1回12分ほど、光を照射します。
4. 薬剤を洗い流す。
5. 希望の色調により、2~4を3クール程度繰り返します。
<メリット>
・歯科医師の管理のもと確実なホワイトニングが可能
・1~3回の来院で効果を実感できる
・歯がしみる症状が出たときにすぐに対応してもらえる
<デメリット>
・チェアータイムが長い。1回の受診で60~90分かかる。
・ホームホワイトニングに比べると歯がしみやすい。
B.ホームホワイトニング:歯科医師の指導のもと、患者さんがおうちで行うホワイトニングです。約10%程度の低濃度の過酸化尿素で、ゆっくりじっくり白くします。だいたいの施術方法は以下の通りです。
1. 施術前にていねいに、歯磨きをします。
2. 歯科医院で製作したマウストレイにホワイトニング製剤を注入します。
3. 薬剤をつけたトレイを毎日2~6時間装着します
4. トレイをよく洗い清潔を保ちます。
<メリット>
・歯科医院に通う回数を減らせる。
・自分の好きな時間にできる。
・知覚過敏が起きにくい。
<デメリット>
・効果が出るまでに時間がかかる(最低2週間)。
・継続して使用する強い意志が必要。
・色の濃い飲食物を控える時間が長い。
Ⅲ ホワイトニングによるその他の効果
ホワイトニングにより、多少しみることがあったり、米国の高濃度のホワイトニング製材の影響で、治療においては注意が必要な場合がありますが、日本のメーカーが開発したホワイトニング製剤は、ナチュラルな白さを好む方が多い日本人に合わせて独自の開発がされています。漂白成分を低濃度に抑える一方、より高い漂白効果と低刺激性を両立したホワイトニング製剤へと進化しています。
また、ホワイトニングで使われる薬剤は、殺菌剤のオキシドールの仲間です。この殺菌作用があるので、口腔内のむし歯菌や歯周病菌を減らす効果が期待できるのです。それと同時に言われているのが、ホワイトニング直後に起きている歯質の強化です。ホワイトニングをすると、歯の表面を覆っているぺリクルという膜が一旦ははがれるのですが、その膜が剝がれたお陰で、唾液のカルシウム成分などが、歯の中に戻り歯が硬く丈夫になっていくということがわかってきました。
Ⅳ 最後に
ホワイトニングには、歯が脱灰したり脆くなるというような、ダメージはまったくありません。歯にダメージを与えずに白くできるのが、ホワイトニングの最大のメリットです。
当院でも、おうちで気軽にできるホームホワイトニングをオススメしています。ぜひ、あなたも一度当院にご来院いただき、白い歯を手に入れて下さい。スタッフ一同、皆様のご来院を心よりお待ちしております。
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