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休診日:日曜・祝日・木曜午後・土曜午後
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木曜午後も診療
虫歯予防にフッ素が良いということは、誰でも知っていることですね。フッ素は、自然界にたくさん存在する天然成分で、身近な食品、お茶、海藻、魚介類などに多く含まれています。今回は、そのフッ素がもつ大きなチカラのお話です。
Ⅰフッ素(フッ化物)のはたらき
歯科において、フッ素のはたらきは、大きく分けて以下の3つです。
1. 初期のむし歯を元の状態に戻す(再石灰化を促す)
フッ化物が歯の表面にくると、フッ素がカルシウムと結合し歯の表面に沈着します。沈着したフッ素は、脱灰されてしまった部分に再びアパタイトの結晶を作る再石灰化のはたらきを促進します。
2. 歯を硬く強くし、むし歯になりにくくする(歯の耐酸性の強化)
フッ素塗布は歯の溶け出した成分を戻す再石灰化の際に、エナメル質の成分と結びついてフルオロアパタイトという構造になり、歯を硬く強くします。歯が強くてなり、脱灰もしにくくなり、むし歯の発生を防ぎます。
3. むし歯菌の活動を抑制する
むし歯はむし歯菌の作る酸により歯を溶かしていきます。フッ素塗布を行うと、むし歯菌の活動が抑えられることにより、酸の量を減らし、歯が溶かされないようにして、むし歯予防を行います。
Ⅱ 院内でのフッ素塗布
当院ではフッ化物の歯面塗布は、通常年3~6回程度実施する方法で、それによる副作用の心配などは、全くありません。
1. フッ化物塗布の安全性
日本で使用されているフッ化物歯面塗布製剤は、すべてフッ素濃度が9000ppm(0.9%)で、むし歯予防で使用するフッ化物製剤の中で最も濃度が高く、効果が持続します。継続して定期的に来院されるとより効果も高くなります。1回の塗布による残量フッ素は2mg程度ですので十分安全な量といえます。
2.当院でのフッ素塗布方法
当院では、まず歯面全体をクリーニングし、フッ素がとりこみやすい状態にしてから、9000ppmの濃度のフッ素塗布を行います。塗布後は30分間飲食を控えてもらい、十分フッ素が浸透するようにします。約3か月に一度塗布するのが効果的です。
3.フッ素塗布の開始時期と対象者
乳歯が生え始めたら、それがはじめ時です。乳歯は、永久歯と違い歯も溶けやすく、むし歯の進行も早いので、フッ素塗布で歯を強化しなければすぐにむし歯になってしまいます。次に永久歯が生え始めた時期が大切な時期です。生えたての永久歯は、歯の表面が弱く、歯の溝が深いため最もむし歯になる確率が高いのです。大人になってからは、年齢が上がると歯周病が進行しやすくなり、歯茎がやせて、根っこの表面が露出していきます。その部分はエナメル質に比べ柔らかくむし歯になりやすいため、フッ素塗布により、歯質を強化する必要があるといえます。
Ⅲ 高濃度フッ素配合歯磨き剤のススメ
日本でも2017年3月より国際基準にのっとった、より効果の高い1500ppmフッ素配合歯磨き剤が認められるようになりました。歯科医院でフッ素塗布してもらったあとは、自宅でこれらの高濃度フッ素配合歯磨き剤を使って歯に取り込まれているフッ素の量を下げないようにして、よりむし歯を予防することができます。当院でも、高濃度フッ素含有で低研磨材含有(歯がけずれにくい)の歯磨き剤デンタルケアーペーストをご用意しております。
フッ素のむし歯予防のチカラは、強力です。赤ちゃんからお年寄りまで、歯医者さんでのフッ素塗布と、自宅での高濃度フッ素配合歯磨き剤を使ってのむし歯の予防に取り組みましょう。皆様のご来院をスタッフ一同心よりお待ちしております。
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