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休診日:日曜・祝日・木曜午後・土曜午後
※火曜・水曜・金曜のいずれかが祝日の場合は
木曜午後も診療
今回は誰でも一度は聞いたことがあると思われる知覚過敏についてのお話です。
1.知覚過敏って何?
知覚過敏とは、歯の表面のエナメル質が、虫歯以外の原因で削れてしまう事でその下の象牙質が露出し、象牙質にいろいろな刺激が加わって歯がしみたり、痛くなる状態をいいます。
当院に来られる患者さんが、"たぶん知覚過敏だと思うのですが、最近歯がしみるようになってきたので一度診て下さい"という訴えで来られる事が時々あります。一見診ただけでは、どこも悪そうにないのですが、その半数は歯のあいだにかくれている虫歯です。知覚過敏と虫歯はまったく違う病気です。
2.知覚過敏の原因
*不適切なブラッシング方法によるもの
歯ブラシ(普通の硬さかそれ以上硬いもの)でおもいっきりブラッシングされると、毎日の積み重ねで硬いはずのエナメル質も徐々に削れてゆきます。特に大きな横磨きは良くありません。
*歯磨き粉の成分によるもの
市販の歯磨き粉には、歯の表面を綺麗にする研磨剤が含まれています。その歯磨き粉でゴシゴシと毎日磨いていると益々歯がけずられてゆきます。また、TVなどのCMでやっている一回で使用する歯磨き粉の量が多すぎます。2ミリくらいの厚みの量で十分ですね。
*歯周病によるもの
普段からしっかりブラッシングができていない人は歯周病が進み歯肉が下がり歯の根っこの部分の象牙質が徐々に露出し、そこに刺激が直接伝わることにより、しみるようになっていきます。また、その表面に付着した細菌が作り出す酸の刺激によりさらに過敏になってゆきます。
*歯ぎしりや咬合でおきる咬耗によるもの
歯ぎしりや毎日の食事での強い咬み合わせによる過度な咬合があるときに、過度な負担を招きエナメル質に微小なヒビをつくることがありそれが、知覚過敏の原因となることがあります。
3.知覚過敏の治療法
*象牙質の表面を各種素材で充填(グラスアイオノマーセメント、レジン等)
*薬物の塗布(フッ化ナトリウム、フッ化ジアミン銀、演歌亜鉛、硝酸銀等)
*レーザーによる神経の鈍麻化、象牙質の溶解、組織液の凝固等
*抜髄処置(他の手段で症状消失が出来ない場合、神経を抜く)
4.知覚過敏の予防
知覚過敏も毎日の習慣と心がけ次第でその進行を止め発症を 抑えることは可能です。 それには、知覚過敏をおこしにくいブラッシング方法を毎日続けてゆくことが大切です。
当院では、患者様に応じた知覚過敏対策用の最も効果的な歯ブラシやブラッシング方法をご提案いたしますので、お気軽にご来院下さい。
皆様のご来院をスタッフ一同心よりお待ちしております。
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