此花区伝法の歯科・歯医者なら

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新型コロナウイルス感染防止・拡散対策

世界中で猛威をふるう新型コロナウイルスが、現在もその威力を衰えさせず、まだまだ、収束の兆しが見えてきません。しかし、この状況に対して、怖がってばかりいては、何も解決しません。今回、こ23wの厄介なウイルスにどう立ち向かっていけば良いのかについて考えてみました。

 

Ⅰ.新型コロナウイルスは、どこから、体内に入り込むのか?
 コロナウイルスは、もともとは、鼻粘膜や、喉に感染をもたらす単なる"風邪コロナウイルスとして知られていたウイルスです。以前は単なるカゼとの診断と対症療法ですまされていた病気でした。しかし、2019年に強毒化したコロナウイルスが、中国武漢で発症し、これが、今猛威をふるう新型コロナウイルスとなっています。。
 しかし、このウイルスも感染様式は、インフルエンザと同様な被膜をもつウイルスであり、インフルエンザの感染様式と同じように、鼻粘膜か喉の粘膜に付着することから感染が始まります。この出発点をよく覚えておいて下さい。

Ⅱ.新型コロナウイルスは、どのようにして体内に入り込むのか?
 このウイルスは、鼻や喉の粘膜細胞のレセプター(細胞の膜にある受容体(入口))に吸着し、自分を包む膜と細胞の膜を一体化させて内部に侵入しその細胞の中で、自分の遺伝子を増殖させていきます。
 しかし、粘膜細胞は、簡単にはウイルスに侵入を許すわけではありません。喉や、鼻粘膜の細胞は豊富な粘液でおおわれており、ウイルスが細胞のレセプターに吸着しようとしても、粘液が邪魔するので、簡単には、吸着できないのです。
 ですので、ウイルスがこの粘膜に入り込もうとして戦っているこの時に、ガラガラうがいをすれば、この凶悪なウイルスを、追い出すことができます。コロナウイルスの潜伏期間は4~5日と言われており、インフルエンザのそれは、1~2日といわれています。
 

Ⅲ.鼻と喉の粘膜の防御機能に逆らう"くせ者"、歯周病菌の存在
 ウイルスが、口の中に入ってきたときに喉の粘膜細胞のレセプターが、粘液によってしっかりガードされていれば、コロナウイルスにすぐに侵入されることは、ありません。しかし、歯周病の進んでいる患者さんの場合は、歯周病菌の出す毒素によって、喉の粘液層を溶かしてしまうのです。するとウイルスは粘膜細胞の入り口であるレセプターにすぐに入り込むことができてしまうのです。
 この歯周病菌の存在が、ウイルスの働きをパワーアップさせているということは、過去のインフルエンザの研究により、明らかになっています。ですから、お口の中のブラッシングがしっかりできていなければ、よりウイルスの威力を増強してしまい、重症化する危険性が高まるということが、言えるのです。

Ⅳ.うがい薬による感染予防効果について
  信頼性の高いうがい薬としては、"イソジン"で知名度の高いポピドンヨード液が、あります。これは、普通は20~30倍に薄めて使うのですが、これを、5~10倍に薄めて使うと、2002年に中国で発生した、強毒性のSARSコロナウイルスを、60秒で99.9%まで不活化させたことが明らかになっています。
 他にも、135年の歴史をもつ副作用のないうがい薬として、"リステリン"があります。
リステリンは、インフルエンザウイルスを30秒で不活化することが、わかっています。この事は、インフルエンザと共通の構造を持つ、今回のコロナウイルスも同様の効果が
ある可能性を示唆しています。

Ⅴ."鼻うがい"の感染予防効果について
 今回のようなウイルスによる感染は、鼻から侵入したウイルスが、鼻粘膜や上咽頭部
の粘膜に吸着して感染する経路と、口から侵入して中咽頭の粘膜に吸着して感染する経路の2つがあります。そして、鼻からの経路から侵入するものが、約70%で、口からの経路によるものが約30%と言われています。うがい薬で予防できるのは、口からの感染による30%だけです。ですので、残り70%を占める鼻の洗浄も必要ということになります。
 最近では、この鼻咽頭を洗浄できる使い勝手の良い、"鼻うがい"器具が、一般に市販されています。使用する洗浄液は、0.9%塩化ナトリウムを標準として用いれば良いのですが、市販されているものもあり、それを活用できればより便利です。
 新型コロナウイルスの潜伏期間は平均約5日程度といわれており、インフルエンザに比べて(インフルエンザの潜伏期間1~2日)かなり長く、ウイルスが、鼻咽頭の細胞膜と結合し、細胞内に取り込まれて感染が成立するまでに、比較的長い時間的猶予があります。そこで、鼻から侵入したウイルスが鼻粘膜に取り込まれる前の段階で洗い流してしまえば、ウイルスによる感染を未然に防ぐことができると考えられます。
 これからは、うがい薬による、ガラガラ,ブクブクうがいと、生理食塩水による鼻うがいを毎日習慣づけていけば、感染のリスクは、格段に低下すると考えられます。

Ⅵ.まとめ
 新型コロナウイルスに対する感染対策として大事なことは、基本に忠実な予防策の実行です。

1. 歯周病菌を出来るだけ頑張って減らしていくこと。それには毎日のブラッシングを最も効率的な確実な方法で行うことが重要です。この効率的な磨き方が分からない方は、一度、当院にご来院ください。また、歯周病の予防には、歯科医院での定期的なメインテナンスも、必要です。 
               
2.うがい薬によるガラガラ、ブクブクうがいと、生理食塩水による"鼻うがい"を毎日、習慣づけて行うことで、最大の予防効果が期待できます。
  

以上の2つを頑張って実行して下さい。
やり方がよくわからないなど、ありましたら、いつでも、当院まで、お越し下さい。

Ⅶ.当院での感染予防対策

1. 院内の空気を、オゾン脱臭器4台を稼働させ、オゾン殺菌を行っています。オゾンは、非常に効果的な殺菌および消毒効果があり、空気中の有害な細菌、ウイルスを殺菌し、脱臭します。オゾンが働いているとき、かすかにその匂いを感じられることはありますが、人体に害を及ぼすことはありません。また、発生したオゾンは、残留物を生成することなく、20~30分以内に自動的に酸素に分解します。また、当院のオゾン脱臭器には、マイナスイオン発生器が、内蔵されています。マイナスイオンは、空気中のほこりを沈殿させ、喫煙、油煙、微細なほこり、花粉、PM2.5有害物質を減らし、空気をきれいにします。

2. 以下の感染予防のための標準的対策
・マスク、グローブ、フェイスガードの着用
・待合室、診察室の空気清浄機3台設置
・患者様ごとのグローブの交換、切削器具の滅菌(デンティスター)
・患者様ごとに治療チェアーや器具の清拭
・院内の換気(常時おこなっています)
・患者様の検温(37.5度以上の発熱のある方は、治療をお断りいたします)


患者様と、安全な診療環境を守るため、当院では、徹底した感染対策を行っています。
皆様のご来院をスタッフ一同、心よりお待ちしております。

検診・歯石取り・歯のクリーニング・フッ素塗布などもご予約いただけます。3ヶ月先のご予約もお気軽にどうぞ。

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